2016年10月2日日曜日

ぶらり下町散歩 亀戸

ここのところ、雨がずっと続いて嫌な天気でしたが、今日はすっきりと晴れて気持ち良い一日でした。

こんにちわ すずです。

今日はお仕事がお休みでしたので ぶらりと下町散歩へ出かけてみました。

向かった先は江東区、亀戸。

私は東京の東側に生息しているので、亀戸もさほど遠くはありません。

亀戸へ行くといつも覗いてしまう 「佐野みそ」本店へ 最初に向かいます。

店先にお花が飾られていて「祝・開店」と書かれていて あれ?前からこのお店あったけど・・・ 改装したのかな?と思っていたら、どうやらその通りで 改装後の開店してまだ2日目のようでした。

お店に入るといつもと同じ沢山の味噌樽の数。

色んなお味噌があって、テイスティングで好みのお味噌を選ぶこともできます。

私はお味噌は自分で作っているので 今回は買わないけど どれどれ・・・とお味噌を見渡していると 店員さんが、「良かったら中でも召し上がれますよ」と声をかけて下さいました。

改装していたのはイートインスペースを作っていたようです。

店員さんに促されつつ、イートインコーナーへ行くと お味噌汁をおにぎりやお惣菜と一緒に食べれる様子。 わー!これはいいなぁ とメニューを見ていると「フレンチトースト」の文字が。

和風のメニューの中にフレンチトースト。 店員さんに聞いてみると味噌のフレンチトーストだそうで、気になったのでハーフサイズを注文してイートインスペースへ。


出来たばかりの木の匂いのする素敵空間。


蔵の中みたいで、天窓からさしこむ光も居心地が良いです。

しばらくすると運ばれてきました。


お味噌のフレンチトースト。

キャラメルソースもお味噌味だそうで、フレンチトーストのパンは味噌パン。

早速食べてみると 美味しい・・・!! バターのやわらかい香りの中に甘くて、でもまろやかな味噌味。 すっごく美味しくてあっというまに完食。 ちなみにお値段400円でした。(安い!)

お勧めしてくれた店員さんに「美味しかったです、御馳走さまでした! また来ます」とお礼を言ってお店を後にしました。(また近いうちに行きたい!)

気になった方はぜひ行ってみてください。JR亀戸駅からは徒歩8分ほど。

駅前の陸橋の南側にお店があります。

***

亀戸と言えば亀戸駅から徒歩で15分ほどの場所にある 亀戸天神が有名ですが、今日は普段とちょっと違うルートでお散歩したかったので、亀戸駅に戻り亀戸線に乗ってみる事にしました。


亀戸線は車両が2両のローカル線。 以前足立区の西新井大師に住んでいた事があったのですが、西新井から大師前へ行く大師線も2両しかないので、同じ感じ。

電車に乗って1駅、亀戸水神駅に到着。


亀戸水神って行ったことないなぁ・・・と思いつつ、駅で周辺の地図の載ったパンフレットをゲット。

パンフレットを読んでみると、新田開墾にあたり水害を免れるために建てた神社で水を司るミズハノメノカミを祭神としているとの事。

徒歩数分で着きました。


こじんまりとした神社ですが、歴史は結構古く今から約480年前に出来た神社。

最近は雨も多いので、水害が起きないよう お参りを。

参拝後、地図を見て くるっと亀戸天神まで歩く事にしました。

蔵前橋通りを北方向へ向かいます。

途中、路地裏に猫。


お耳がカットされてたので、避妊済みの野良ねこさん。

しばらく歩くと梅屋敷があります。


名前は「梅屋敷」とはなっていますが、こちらの建物は江戸の頃にあった梅屋敷とは違い、お土産物や江戸切子の販売、また寄席などもやっている建物。

実際の梅屋敷は今は現存せず、この建物より更に北のほうへと歩くと「梅屋敷跡」としてその場所があります。

梅屋敷とは江戸時代の呉服商 伊勢屋の別荘でその庭にはみごとな梅の木々が咲いていて梅の季節にもなると江戸じゅうから見物客でにぎわったそうな。また水戸光圀も園庭の梅見に来た際、1本の梅の木の枝が地中に入り、また地から出て咲く様を見て大層感激しその梅の木を竜にみたて、「臥竜梅」の名前を与えたそうです。

歌川広重も浮世絵で描いています。





今日は梅屋敷跡へは行かなかったので 次回亀戸へ行く際は行ってみようと思います。(現在では梅の木はほとんど無く跡地だけのようです)

梅屋敷の隣の割烹の店先には亀戸大根がありました。


可愛いこぶりの大根。お多福大根とも呼ばれているそうです。

さて 次に向かった先は亀戸天神。

ゆっくり歩いて15分ほどで着きます。


手水にも亀。


亀戸天神の池では沢山の亀が甲羅干しをしていて可愛かったです。

***

参拝をしつつ 「はて・・・・ 亀戸ってなんで亀戸っていうんだろう・・・ このあたりは田畑をつくる為の掘りもあり、堀に亀がいたから・・・?」なんて考えていたのですが、名称の由来はまた後で。

今日はとても暑かったので、冷たい蕎麦でもたぐりたいなぁ・・・ なんて考えつつ、お散歩を続けます。

亀戸天神からほど近い場所に スポーツ振興の神様、香取神社もあるので行ってみる事に。

日陰になる道を歩きたかったので、路地裏を選んで歩きます。

途中、猫さん発見。


近くで撮ると怖がると思って、少し遠くからパチリ。

猫さんに「ありがとうね」とお礼を言って 歩いてるとまた 猫さん


なんだか猫さんがたくさんいる路地でした。

どの子ものんびりした感じだったので きっと近所の方からやさしくされているんだなと思いました。

しばらくすると 出汁とつゆの良い香りがします。

あ、お蕎麦屋さんだ。と思って、ちょうど冷たいお蕎麦を食べたかったのでお蕎麦屋さんを探したら、香取神社の参道の手前にお蕎麦屋さんがあったので迷わず入店。

お昼のピークも終わった頃だったのでお客さんは私だけ。

お品書きを見て、冷たい山菜蕎麦を注文。

お蕎麦が来るまで、店内をちょろっと見渡すと「香取神社の絵本」があったので、手に取ってみる。

ペラっとページをめくると、亀戸の生い立ちが載ってました。 「そうそう、それを知りたかったんだ」と思いつつ読むと、昔このあたりは島だったそうで亀戸のあった場所も「亀島」と呼ばれていたそう。

確かにこのあたりには「島」の付く地名が多く、向島、大島・・・など島のつく地名があります。

亀島にはやがて村が出来て「亀村」となり、周りの島と陸続きになった事で、耕地へと変わり、先ほど出てきた臥竜梅のある庭に井戸(亀ヶ井)と混同されて「亀井戸」となり後年「井」が省略されて「亀戸」となったそうです。

なるほど!

このあたりって島だったのか・・ とひょんな事から土地の歴史を知れてうれしかった。

と、お蕎麦も運ばれて参りました。 


お蕎麦は歯ごたえのあるお蕎麦が好きなんですが、歯ごたえのあるお蕎麦だったので美味しかったです。 

おなかも満足して、お店をあとに 香取神社へと向かいました。


神社の前に毛づくろいをしている猫さん。


香取神社はかなり歴史が古く、この地に寄った藤原鎌足が旅の安泰を祈ったのが創立の起因で今から1351年程前。本殿はいくどか再建されているけれどもとても歴史のある神社。
祭神は国家鎮護の神として仰がれる武将祖神の「フツヌシノカミ」。

日本には沢山の神様がいて、神様を知りたいなと思って 簡単な「古事記」的な本(しかもほぼ漫画)を買ったんですが、そういえば読んでなかった・・・

買っただけで満足してしまう事が多々あるので、飽きっぽい部分を直す神様か物事を深く考えるようにする神様っていないかしら・・?なんて思いつつ 参拝をしました。

この後はまた亀戸駅まで戻り、帰路へつくのですが 亀戸駅前が歩行者天国になっていて大道芸をやっていたので大道芸をしばしみてから駅まで向かいまして 本日のお散歩は終了となりました。


0 件のコメント:

コメントを投稿